鬼龍院花子の生涯

鬼龍院花子の生涯 (中公文庫)

この本も、かなり古いものだ。
映画にもなったし、あの "なめたらいかんぜよ" の名セリフは、今の極妻よりも数段迫力があった。
(しかし白状すると、私はこの映画は見ていない)
淡々と語られる中に妙な迫力があって、すごいストーリーだと思う。

私は、仁侠道のことはよく知らないけれど、出入りや指詰めが全然血なまぐさく感じられず、美しいワンシーンを見ているように感じられるのは、やっぱり作者が女性だからだろうか。
読み終わってからも、もう一度気合いを入れて読み返してみたいという気にさせられる本である。

ところでこの本、タイトルが何故 "鬼龍院花子の生涯" なのだろう。
もちろん花子は出てくるが、あきらかに彼女はワキ役で、主役は別の人物なのに・・・
謎である。

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